ごまの種類 成分
ごまの種類は大きく分けて、「白ごま」「黒ごま」「金ごま」の3種類に分けられています。栄養成分はほとんど同じですが、香りや味などに少し違いがあります。
料理によって使い分けると良いと思います。
○白ごま
油脂分が多い 甘みがある。不飽和脂肪酸のリノール酸が多く含まれています。セサミンの含有量が多い。ごま油の原料としても使われています。
○黒ごま
油脂分が少ない。香りが高くて、コクがある。ポリフェノールのアントシアニンが多く含まれている。カルシウムが豊富。皮が厚いので、すって食べましょう。
○金ごま
香りが高く甘みやコク、旨みがある。油分が高い。抗菌作用のあるフラボノイドを含む。値段が高め。懐石料理などで使われることが多いです。
「黒ごま」の効果
・「老化防止(アンチエイジング)」
黒ごまに含まれている抗酸化作用(セサミン、アントシアニン)が、活性酸素の働きを抑えたり、取り除く働きがある。
「ゴマリグナン」という抗酸化物質が含まれており、活性酸素の働きを抑えてくれるので老化防止に効果があります。紫外線からも守ってくれます。
「ゴマリグナン」は美容にも良い効果がある。
・「白髪予防、改善」
髪の毛に良い成分がたくさん含まれております。頭皮の血流を促すビタミンE。頭皮を健康に保つ効果があるビオチン。健康な髪の毛を作る上で欠かせないタンパク質が入っている。
髪や頭皮環境を整えてくれるビタミン、ミネラルか豊富に含まれています。
白髪予防には、黒ごまがおすすめ◎
・「コレステロール減少」
不飽和脂肪酸(リノール酸、オレイン酸)には、血中コレステロールを減らす作用があります。
血圧上昇を抑制する働きや、血中コレステロールの上昇を抑える働きもある。
・「便秘予防」
食物繊維が豊富に含まれていて、ほとんどが不溶性食物繊維です。不溶性食物繊維は腸内で水分を吸って膨らみ、腸内の活動を促進してくれるので便秘解消に効果があります。
善玉菌を増やす作用もあり。腸内環境を整えてくれます。
「ごま」の摂り方のコツ
そのまま食べても栄養成分がほとんど吸収できないので、ごまをすって食べましょう。
酸化しやすいので、食べる直前にするのが◎ 吸収率もアップします。
すり鉢ですると香りも風味もアップするのでおすすめです。
ごま「10g」でセサミンの量は「38mg」です。ごまの栄養をしっかり摂るにはすりごま、ねりごまにして摂りましょう。
糖質が多めなので食べすぎはNGです。過剰摂取になりますし、カロリーもオーバーになるので適量を摂りましょう。
まとめ
「黒ごま」は、小さな粒に栄養がぎゅっと詰まっているので積極的に摂りたい食材です。毎日継続して摂りましょう。
健康や美容に期待できます。 料理にちょい足ししてみたり、お菓子づくりにも◎
毎日の食事に「黒ごま」をプラスして、美味しく楽しく続けてみましょう。